これだけはやっておきたい自己分析 8のステップ

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これだけはやっておきたい自己分析 8のステップ



①業界を広く分析する

知っている企業の名前や内容、業界を増やしましょう。
業界地図を見て、気になる会社はHPを見ましょう。それだけでいいです。
とにかく数を増やすこと、気になる、おもしろそうだと思える企業を増やすこと。
それが内定の成功率を高めます。
今までの人生の中で関わる企業のほとんどはBtoCの企業ばかりです。
BtoBの企業が何をしているのか、知るだけでも知っておいて損はありません。

②興味ある業界を見つける

知っている企業が増えると、自然と好感の持てる企業と、そうでない企業が見えてきます。
なんとなく興味のある企業をリストアップしましょう。できれば100社くらいあるといいです。

③仕事選びの軸をさがす

100社リストアップできれば、それらを分類してみましょう。
業界で分類しても、仕事内容で分類しても、給料で分類しても構いません。
その100社を分類する中で、しっくりくる分類基準があなたの仕事選びの軸です。

④仕事選びの基準に関係する経験をリストアップする

仕事選びの基準は、あなたが人生において大事にしたいことの基準でもあります。
なぜその基準を選んだのか。
自分の人生でそうした影響を受けた経験や、人物などを思い出してみてください。

そういう経験が思い当たらないこともあります。
ではなぜその基準を選んだのでしょう。
他の基準より、この基準の方がしっくりくる理由を考えましょう。
それがあなたの人生のポリシーになります。

⑤軸に該当する企業が求めるている人物像を調べる

最近の企業は優しいです。ほとんどの企業が、どんな人材が欲しいのかHPで書いています。
ただし、その内容をそのまま信じてはいけません。
彼らがどんな商売をしているのか、どんな状況下にあるのか。
その状況下で、自分が人事ならどんな人材が欲しいのか。
それを一度考えてみてください。

その上で求めている人物像を明らかにしてください。
これが出来れば、うんとゴールに近づきます。

⑥その人物像に適するような経験をリストアップする

就職活動の核は、自分がいかに”企業が求めている人材”と一致しているかを提案することです。 
求められている人材と一致することができるような経験をリストアップしてください。

話せるような経験が無い方も多いと思います。
それでも一つの経験を細かく切って、もっともそれらしいタイミングの自分をPRしてください。
「何も考えずに」→「一心不乱に」 といったような言葉の工夫で乗り越えてください。

就職活動では、多くの人が見栄を張り、嘘をついてPRします。それでよいのです。
企業は、あなたの活動内容の素晴らしさで内定を出すのではなく,
企業が求めていることを理解し、それにあわせてPRできるかどうかを見極めているのです。 

⑦その企業の10年後は何をしているか考える

その企業の将来を考えてください。10年後、その商売はどう変化しているでしょうか。
わからなかったらググッてください。
その中であなたはどんな仕事をしたいですか。
これが、より細かく表現できるほど、のちのESや面接の時、会社への熱意が伝わります。
実際にやるかどうかはどうでもよいのです。
自分はそこまで考えていますよ、というのが伝わることに意味があります。

⑧エントリーシートを作る

順序良くやればすでにあなたは、

・志望する業界はどこか
・業界選びの基準は何か
・なぜその基準を選んだか
・自分がPRすべき内容
・将来やりたいこと

ここまで出来ています。エントリーシートはこれらを書くだけです。
それ以外の質問は、これらを聞くための変化球です。質問の真意は何かを探りながら、
上記の内容に収束するように書けばよいのです。


・エントリーシート

エントリーシートは非常に重要です。最終面接まで使われます。
社内に持ち帰ってあなたを判断するときに見るのもエントリーシートです。

つまりESの出来が勝敗をわけるといっても過言ではありません。



というわけで、以上が8ステップです。

空欄を埋めるだけでできる、最も理想的な志望動機の流れ

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空欄を埋めるだけでできる、最も理想的な志望動機の流れ


就活ではPRする時間は限られています。
その中で大切な事は、伝えたいことを広げすぎず一つの流れにして伝えることです。
自己PRも企業選びの軸も、志望動機も、全て一つの物語にしてしましょう。
その物語がなめらかであるほど、その人が落とされる理由はなくなると思います。。
以下の流れに自分の考えを埋めて、志望動機を作ってみてください。


STEP①:大学で○○な経験をした。

STEP②:そこで××ということに価値があると感じた。

STEP③:だから将来△△な仕事に関わりたい。

STEP④:そして御社には他者とは違う◎◎という特徴(や会社設立の背景)がある。

STEP⑤:だから御社に入社したい。


これだけです。

例)
①大学で「イベントを企画する」経験をした。
②そこで「自分が主体的に動く」ということに価値があると感じた。
③だから将来「自主的、主体的に動けるよう」な仕事に関わりたい。
④そして御社には「若いうちに企画を立ち上げる機会が活用されている」という特徴がある。
⑤だから御社に入社したい。


①~③を具体的に書けば、自己PR文になり、
③はあなたの企業選びの基準になるはずです。
①~⑤までを少しずつ肉付けすれば、志望理由になります。


行きたい企業がある人は⑤から逆算して書類を作成し、
行きたい企業が見つからない人は①から順に埋めていくことを目標にすると良いと思います。

面接でよく聞かれる質問

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「自己紹介をしてください(30秒)」

自己紹介はあなたの印象を決めます。大きな声、はっきりと話すことが大切です。大学では何をしているか、部活やサークルの事を話して、自己PRのベースを作るのがよいと思います。



「自己PRをしてください(3分)」

自己PRとは、あなたのしてきた活動を通して、あなたにどんな価値観や力があるかを確認する作業です。活動自体の説明はできるだけ自己紹介で済ませておいて、活動の中で何を考えて、どんな行動をし、何を学んだかを話すように心がけましょう。



「大学では何を学んでいますか?(1分)」

大学はあくまでも学ぶ場です。なぜその学部に入り、何を学び、何に活かしたいのかを伝えましょう。その学問の奥深さを伝えることができれば、空気が和みます。



「あなたの企業選びの軸は何ですか?(3分)」

これすごく大事です。企業はあなたが自分の会社にずっと勤めてくれるかを気にしています。それを確認するのがこの質問です。なぜ自社が選ばれたのか、他社ではだめなのか、あなたの考えにブレや浮気心が無いかどうか、確かめたいのです。



「最後に質問はありますか?」

あなたの意欲と、理解度を確認する質問です。必ず質問はしてください。質問は簡単すぎてもマニアックすぎても印象を悪くしてしまうので要注意です。

私は、面接官が入社した時の志望理由と今の達成具合を聞いていました。社員の方の志を知りたかったと言えば、理解してもらえました。たいていの社員は大した志望動機がないので、自分に比べればこの学生は考えているなという印象を残せるかもしれません。



「全国転勤がありますが大丈夫ですか?」

これも意外と聞かれます。八割くらいの人はどこでもいけますと言います。たまに2割くらいの人は正直に答えてしまい…。嘘でも大丈夫だと言ってください。内定後に勤務地をできるだけ固定してほしいことを伝えればよいのです。とにかく内定をもらってから考えましょう。



「会社に入ってどんな仕事がしたいですか」

あなたの志望具合をはかっています。どれだけその会社に興味を持っているか、業界をどう見ているか、あなたがどんな夢を持っているか、あなたの価値観にフィットしているかを問うているのです。

内定をとるために最も大切な3つのこと

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内定をとるために最も大切な3つのこと、それは

①自分がどう見えているか?(履歴書・エントリーシート・ルックス)
②何を求められているか?(企業分析)
③何を提供できるか?(自己PR)

を明らかにすることです。

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①自分がどう見えているか?
 
企業があなたのことを知る手段は、履歴書やエントリーシートと面接のみです。
面接では、相手の反応を見ながら取り繕えますが、書類はそうはいきません。
書類で分かることは、あなたの学歴や経歴、文字の綺麗さ、文章の分かりやすさ、
そして内容です。どれも内容に匹敵するほど重要です。
 
経歴は嘘が混じらない確かな情報です。
「家を建てる仕事に就きたい」場合、建築学部と文学部では、
本気度に差があるように感じられても仕方がないです。

見た目の問題です。
自分の経歴と沿う未来を選ぶか、
違うのであればそれなりに説得する用意が必要です。

同様に、学歴や経歴、文字、文章、
そうしたものがあなたのPR内容を後押ししたり、
足を引っ張ったりするのです。それを忘れてはいけません。
 
また、周りの人からみてその人が、
その仕事に向いていそうかどうかも確認すべきことです。

見るからに根暗なのに、「営業をやりたい」
と言えば、人事はあなたが自分を理解していないと判断するかもしれません。
 
まずは、自分がどう見られているか、
また提出したものを通して自分はどう見られるかを把握することが大切です。

ーーーーーーーーーー
②何を求められているか?

企業はあなたに何を求めているのでしょうか?
就活を優位に進めるには、受ける会社のことを知らなければいけません。
 
どんな商売をしているのか、何が強みで何が弱みか。
これからどんな展開をしようとしているのか。
どんな状況にあるのか。
そのなかで今後どんな人材が必要なのか。
そこまで分かれば、その人材になればよいのです。
 
多くの学生はそれを面接に行く途中の電車で調べるのです。

それでは遅い。
更に言えば、人事はあなたに何を求めているのでしょうか?

求めているのは、知識や資格ではありません。
入社1年で身につくものは、今持っていても無くてもいいのです。

人事は、あなたが入社後もきちっと仕事をしてくれと思っています。
自分が選んだ学生が、すぐに辞めたり、問題をおこすと自分の責任になるからです。

だから、なぜこの会社を選んだのか、人事は知りたいのです。
それが揺ぎ無いほど、人事は安心します。
 
そして次にあなたに求められることは、ポテンシャルがあるか、
そして再現性が見られるかどうかです。
いままでどんな活動をし、どう考えてきたか、
そしてそれが入社後も再現されるかどうか、それがわかり、
しかも向かう方向が会社の求めている人材であれば、
安心して内定を出してくれるのです。

何を求められているかを把握することが、近道になるのです。

ーーーーーーーーーー 
③何を提供したいのか?

あなたは企業に何を提供できるのでしょう。
働いたことのないあなたは、何を提供できるのでしょうか?
実は提供できるものはまだ何も無いのです。頑張りますとしか言えないのです。

その上で、どんなことをしたいのか、しっかり示す必要があります。
「なんでもやります」というのは謙虚に見えますが、
「いつかは○○をやりたい」という意思がなければ、
ただの受身にしか見えません。
 
そして「いつかは○○をやりたい」は多少的外れでも良いのです。
そこの確かさは働いたことのない新卒には求められていません。
 
新卒は、熱意と、学生らしい爽やかさが提供できる最大の力になります。

以上3つです。
なんだそんなことかという内容ばかりかもしれませんが。
私の学んだことでした。

就活で大切なこころがまえ

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就職活動はゲームです。
特定のルールの中でどのように勝つ(内定を勝ちとる)かです。
ゲームに勝つには、ルールを把握することです。
自分がどうしたいのかではなく、人事が何を求めているのかを把握することです。
常に彼らが求めていることを表現できれば、内定は意のままになります。

ただし、一方で就職活動は、人生の転機でもあります。
だからこそ自分が何をしたいのか追求したい。その気持もわかります。
自分の気持をどのように整理し、どこへ向かうのか。
避けては通れない道かもしれません。

ゲームとしての就活、人生設計としての就活。
この2つの面があることを意識しましょう。
しっかり割りきってこの2つを受け入れなければ、就活のダークサイドに落ちます。
大切な事は、割りきって、2つの面を分けて考えることです。